論文“The Making of ‘Montenegrin Language’”が出ました

 ドイツで出版されている電子ジャーナルSüdosteuropäische Hefte(『南東欧論集』)の第4巻1号に,論文“The Making of ‘Montenegrin Language’: Nationalism, Language Planning, and Language Ideology after the Collapse of Yugoslavia (1992-2011)”が掲載されました.同論文は以下のホームページからダウンロードできます.

 Südosteuropäische Hefte, Jg. 4, Nr. 1 |

 正確な書誌情報は,

  • Nakazawa Takuya, “The Making of ‘Montenegrin Language’: Nationalism, Language Planning, and Language Ideology after the Collapse of Yugoslavia (1992-2011),” Südosteuropäische Hefte 4:1 (2015): 127-141.

です.本稿は匿名の査読者による査読を経ています.

 本稿は,修士論文を圧縮して英訳したという性質を持ちますが,いくつか細かな情報をアップデートし,加えて原論文にあった誤りを訂正しています.特に大きな間違いとして,ノヴィ・サード合意の年号を1957年としていたのを1954年に直してあります.どうしてこんなミスをしてしまったのか自分でもわかりません.英語版の査読者に指摘されてようやく気づきました.修士論文に基づいた日本語論文2本にもこの誤りは踏襲されてしまっているため,この場を借りて訂正しておきます.本当にお恥ずかしい限りで,穴があったら入りたい気持ちでいっぱいです.

 英語がとても拙く,正直見苦しいところも多々あると思いますが(校正を頼んだ友人に笑われました),ご笑覧いただければ幸いです.