クラクフの国際学会で報告しました

 ポーランドクラクフにあるヤギェウォ大学スラヴ文献学研究所(Instytut Filologii Słowiańskiej Uniwersytetu Jagiellońskiego w Krakowie)で開催された国際学会“Słowiańszczyzna, którą trudno zmienić: Stereotypy, przekonania, wyobrażenia[変わることの困難なスラヴ語圏――ステレオタイプ,信念,認知]”での研究報告„Crnogorski nacionalizam naučnog dijela Vojislava P. Nikčevića u socijalističke vrijeme (1970-ih i 1980-ih)[社会主義期におけるヴォイスラヴ・P・ニクチェヴィチの学術的著作にみるモンテネグロナショナリズム(1970-1980年代)]“が,先日無事に終わりました.ICCEES以来の国際学会参加になります.ICCEESが日本で開かれ英語が公用語だったのに対して,ポーランドで開かれ公用語ポーランド語というのが不安だったのですが,蓋を開けてみれば参加者の半数以上にセルビアクロアチア語が通じたため(というか,過半数の報告がセルビアクロアチア語で行われました),非常に過ごしやすい環境でした.非スラヴ人の報告者は一人だけだったこともあり,研究所のMagdalena Dyras教授からは「(来てくれて)ありがとう」とおっしゃっていただけるなど,参加してよかったと思います.今後は,報告原稿をもとにしたセルビアクロアチア語論文の執筆に力を注ぎたいです.